民間治療全集第1巻 整体指圧温熱水治療法全集 昭和6年9月6日
民間治療全集第2巻 和漢洋自療薬 栄養療法全集 昭和6年9月18日
民間治療全集第3巻 経絡経穴刺激療法全集 昭和6年11月1日
民間治療全集第4巻 治病強健術 熱鍼療法全集 昭和6年12月14日
民間治療全集第5巻 光線療法 精神療法全集 昭和7年5月25日
民間治療全集第6巻 触手中心健康法全集 昭和8年1月25日
弁 証 法 教 典 昭和7年10月5日
看 護 の 友 昭和8年8月16日
国 民 体 育 昭和12年5月
国 民 医 術 天 真 法 昭和12年12月13日
国民体育には八光流柔術で行っている護身体操の原型が掲載されています。
ほぼ形は同じようにも見えますが異なる部分もあります。
技に活かすための動作も護身体操には含まれているように思います。
国民体育教範として示されているものは
(一)基本姿勢
(二)準備姿勢
(三)上体集約姿勢
(四)胸郭拡張姿勢第一動(上伸)
(五)同第二動(側伸)
(六)同第三動(後伸)
(七)腹式基準姿勢一
踏出姿勢第一動(後倒)
(八)同第二動
(九)同二
踏止姿勢第一動(前倒)
(十)同第二動
(十一)同三
踏開姿勢第一動(横倒)
(十ニ)同第二動
(十三)全身変化基準姿勢一
牽下踏出姿勢第一動(突上)
(十四)同第二動
(十五)同ニ
牽挙踏止姿勢第一動(打退)
(十六)同第二動
(十七)同三
牽寄踏開姿勢第一動(打払)
(十八)同第二動
体育の目的として筋骨格系だけではなく内臓や血液循環、神経系の強健、醇化、統一、調和を計り神経中枢の根本的統一作用を確把することとあります。
また、物理的、心理的中心の統一的訓練を通じて神経中枢を醇化することを主眼とするとあります。
醇化とは何でしょうか?
聞き慣れない言葉ですが以下の通り。
醇化···まじりけがなく純粋なものにする、またはなること。
国民体育では護身体操とは言わずに国民体育教範となっており、護身体操は八光流の呼び方となります。
かなり近しいですが異なる部分もあり興味深いです。
第4編 治病強健術では第1章原理、第2章気合の入れ方、第3章経絡運動法が記載されています。
第1章原理では人によって弱いところは異なるため、一律に同じ運動をすれば良いわけではない。その人に合った運動をしなければならないことが書かれています。
第2章気合の入れ方では陰陽に合わせてどこから力を入れるべきかについて書かれています。経絡の流れに従って力を入れると楽であり自然であり気持ちが良く気合を入れる時も経絡の流れに従って力を入れることとあります。
第3章経絡運動法では第1から第9までの運動が示されています。またラジオ体操での運動の例が示されています。
ただ体操をするよりもこの原理を元に動かそうとした方が肚に力が入ることが私は自覚できています。肚に力を入れるのではなく自然に力が入って来る運動かどうかが大切でこれは型稽古でも同様ですし護身体操や女子護身道、正息の法でも同様です。
手裏剣の投げ方を習ったことがありますが、正式な型通りに行おうとすると肚に力が自然と入り、理にかなっていることが体験できたことがあります。
平田内蔵吉さんの凄さはこの経絡の流れに即した運動方法を確立していることですね。そして同じ運動を皆行えばよいとも言っていない事です。個別に行うべき運動を選択し実施することが大切です。
筋電図を全身的にとってみると経絡を意識して力を入れる順番通りに行うか否かで面白いデータが取れるかもしれませんね。